保存食は日持ちするのでとっても便利ですが、自家製の梅干しの場合は賞味期限がいつまでなのかわからないですよね。
そこで自家製の梅干しの賞味期限はいつまでなのか?
自家製の梅干しと市販の梅干しで賞味期限が違うのかなども調べてみました。
梅干しを手作りしようと思っている人は参考にしてみて下さいね!
自家製の梅干しの賞味期限は?
自家製の梅干しの賞味期限は塩分濃度によって変わってきます。
塩分濃度が18%~20%の梅干しなら賞味期限はなく、半永久的にもつと言われています。
江戸時代に漬けられた梅干しを食べたところ、問題なく食べられたという記録も残っているそうですよ。
けれど気を付けるポイントがあり、長期間もつ梅干しは調味料を使わず塩のみで漬けた梅干しや塩とシソだけで漬けた梅干しに限ります。
梅干しをたくさんの塩で漬けることによって殺菌作用や防腐作用になりますが、塩の分量を少なくしたり調味液が入ることでカビが発生しやすく腐りやすくなってしまいます。
自家製の梅干しで長期間保存の効く梅干しを作りたい場合は
- 塩だけ又は塩とシソだけで漬ける
- 塩分濃度は18%~20%
この2つに気を付ければ賞味期限を気にすることなく、長期間食べられる梅干しが出来ます。
ちなみに梅干しの塩分濃度とは、梅干しの重さに対しての塩の重さのことです。
塩の分量の計算式は梅の重さ × 塩の割合 = 塩の重量で計算することが出来ます。
例えとして梅1㎏を使って塩分濃度18%~20%の梅干しを作りたいとします。
そのときの塩の量は表のようになります。
【梅1kgに対しての塩の割合・量】
塩の割合 | 塩の量 |
塩分濃度18% | 180g |
塩分濃度19% | 190g |
塩分濃度20% | 200g |
塩分濃度20%の梅干しはすっぱいというより、塩気が強いのでしょっぱいです。
私は5年ほど前にもらった塩分濃度の高い自家製の梅干しをちょびちょび食べていますが、梅干し1個に対してご飯を大量に食べないと耐えきれないくらいのしょっぱさです。
日持ちはするけど塩分濃度18%~20%の梅干しは好き嫌いが分かれると思いますね(^^;
しょっぱい梅干しは通販でも購入することが出来ます。
自家製と市販で梅干しの賞味期限は違う?
梅干しは自家製のものと市販のもので賞味期限が違います。
市販の梅干しにはだいたい賞味期限が書いてあり、食べやすいすっぱさになっている「調味梅干」と言われるものが多いです。
調味梅干しは、蜂蜜や鰹節・昆布などの調味液に漬けた梅干です。
調味梅干しはまろやかな味で塩分も控えめなので食べやすいですが、塩以外の調味料が入っていたり塩分濃度が低いので日持ちがしない梅干しになってしまいます。
そのため賞味期限が書いてあります。
塩だけで作った梅干しでも、塩分控えめと記載があれば塩分濃度が低いので賞味期限は短くなります。
調味梅干しで有名なのがはちみつ梅の南高梅です。
はちみつ梅は甘さと程よい酸っぱさなので食べやすい味ですが、賞味期限があるので期限切れにならないように気を付けて下さいね。
市販の梅干しの賞味期限は?
調味梅干しは大抵、賞味期限が3ケ月~6ケ月くらいになっているものが多いです。
添加物が入っている梅干しは、賞味期限1年など長い場合もあります。
まれに賞味期限の書いてない梅干しもありますが、これは「長期間保存しても食品の品質や味がほとんど変わらないものは賞味期限の表示をしなくても良い」と決められているからなんだそうです。
塩や砂糖、アイスクリームなどがこれにあてはまります。
それでも市販の梅干しに賞味期限が書いてなかったらやはり心配ですよね。
もし市販の梅干しで賞味期限が書いていない場合は、原材料をチェックしてみましょう。
仮に塩・梅・シソだけで作られている場合でも、塩分濃度がわからないので食べてみてそこまですっぱくないという場合は出来るだけ早く食べきるようにした方がいいと思います。
まとめ
自家製の梅干しの賞味期限は、塩分が濃ければ濃いほど長い間保存が効きます。
塩だけ、または塩とシソだけで梅干しを付けていて塩分濃度が18%以上なら賞味期限を気にすることなく食べられます。
自家製の梅干しで長期間保存の効く梅干しを作りたい場合は、ぜひ参考にしてみて下さいね。
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