真空パックに入った長芋を買ってから数日後に食べてみたら、ピリピリしたりすっぱい感じがしました。
買ってきてからパックを開けていないし、見た感じも腐っていないのになぜなんでしょうか。
この状態になった長芋は食べても大丈夫なのか、なぜこのようになったのか、気になったので調べてみることにしました。
さらに原因が分かった後、状況を改善した長芋がどんな味になったのか食べてみたので、同じような経験がある人は参考にしてみて下さいね。
真空パックの長芋を食べたら口の中がピリピリしたりすっぱいのはなぜ?
長芋を食べて口の中がピリピリする原因は炭酸ガスのせいです。
真空パックに入って売っている長芋は、袋の中で呼吸をして炭酸ガスを出しています。
真空パックの中では炭酸ガスの逃げ場がないので、吐き出した炭酸ガスを長芋が吸ってしまいます。
そのため、食べたときにピリピリしたりすっぱく感じることがあります。
真空パックに入れたまま長期保存すると風味が落ちるので、冷蔵保存して1週間を目安に食べるようにしましょう。
また開封後すぐに使う場合は加熱すると成分が飛散するそうなので、ピリピリが心配な場合は試してみてください。
ピリピリする長芋を食べても大丈夫?
炭酸ガスが発生してピリピリしたりすっぱくなった長芋を食べてもとくに害はないそうです。
害はないと言う事なので我が家ではとろろにして醤油を多めにかけてみたんですが、すっぱさとピリピリが口の中に残り、おいしくないので結局そのまま捨てました。
長芋をピリピリさせない保存の仕方は?
真空パックに入った長芋を買ってきたらパックから出し、新聞紙でくるんで冷蔵庫の野菜室で保管します。
真空パックに入れている時間が長いほど、長芋が炭酸ガスを吸い込む時間も長くなってしまいます。
真空パックに入った長芋を購入したら出来るだけその日にパックから取り出して、新聞紙につつむようにしましょう。
炭酸ガスが発生した長芋を2週間後に食べてみたら?
買ってきたばかりの長芋を全部捨てるのはもったいなく感じて、とりあえず残った長芋を新聞紙でくるんで冷蔵庫で保存しました。
もしかしたら新聞紙に包んで呼吸してるうちに、空気を吸い込んで炭酸ガスが抜けるかもしれないと淡い期待をして実験してみました。
放置して2週間後…細く切った長芋を食べてみるとピリピリ感もすっぱさもほとんど感じませんでした!
さらに擦ってそのまま食べてみたところやはりピリピ感もすっぱさもなく、醤油をかけたら普通に食べることが出来ました。
でも風味は多少落ちていたので、炭酸ガスが発生する前の長芋よりはあきらかに味が劣っていました。
あとは自己責任になるので、抵抗がある人は食べない方がいいと思います。
長芋の賞味期限や保存方法は?
野菜には「この日までに食べないといけない」という具体的な賞味期限の表記がありません。
そのため食べられるかどうかは自分で判断するということになります。
なぜなら野菜は保存の仕方などによって賞味期限が変わってくるからです。
ただし目安はあるのでこちらを参考にしてみて下さい。
カットしていない長芋
- 新聞紙に包んでからビニール袋に入れ、冷暗所で約1ヶ月ほど
- おがくずの中に保存した場合は冷暗所で約2~3ヶ月ほど
カットした山芋
- 切り口をしっかりとラップで包み冷蔵保存で約1週間ほど
カットした山芋は味が落ちてくるので、出来るだけ早めに食べきるようにして下さい。
長期保存は擦って冷凍がおすすめ
長芋を長期保存したいときは、擦った状態の長芋を冷凍するのがおすすめです。
擦った長芋をフリーザーバッグに入れて冷凍すれば、1か月~2か月ほど保存できます。
大量にある場合は使いやすいように小分けにしてから冷凍すると便利です。
食べるときは自然解凍またはレンジの解凍で半解凍の状態にします。火が通ってしまうとパサパサとした食感になってしまうことがあり、味が落ちてしまいます。
長芋が腐るとどうなる?
長芋がこのようになったときは腐っているので食べるのをやめた方がいいです。
- 中が茶色や黒に変色している
- 軟らかくなってどろっとしている
- 変なにおいがする
- カビが生えている
- 食べると苦かったりすっぱかったりする
炭酸ガスが発生した長芋もすっぱい味がしてるけど食べれるということですが、腐っているのかどうか判断がつかないときは捨てた方が無難です。
まとめ
真空パックの長芋を食べたときにピリピリしたりすっぱく感じるのは、長芋が自分から出す炭酸ガスを吸っているからです。
炭酸ガスを吸ってピリピリする長芋は食べても害はありませんが味はおいしくないです。
真空パックに入った長芋を購入したときは、早めに袋から出して新聞紙に包んで保存するようにして下さいね!