スーパーに買い物に行った時に大葉は売っているのにシソは中々売っていない、となったことはないですか?
そもそも大葉とシソは見た目が一緒に見えますが違いはどこなんでしょうか?
そこで「大葉とシソの違いは?栄養や効能も解説!」という内容をまとめてみました。
大葉とシソの違いは?
大葉とシソは同じもので呼び方が違うだけです。
ちなみに一般的には緑色の葉を「青じそ・大葉」と言い、赤紫っぽい色をした葉を「シソ・赤紫蘇」と言います。
シソとは元々は赤紫蘇のことをいい、青じそは赤紫蘇が突然変異した種類になります。
大葉とシソはなぜ呼び方が違うのか?
シソは芽、実、穂など色々な部分を食べることが出来ます。
1961年頃…静岡県の生産組合が青じそを販売する際に、シソの芽と葉の区別が必要になり葉の部分に「大葉」という名前をつけて出荷をしました。
これがきっかけとなって青じその葉の部分を「大葉」というようになり、今ではその呼び方が浸透しています。
大葉(青紫蘇)と赤紫蘇の食べ方、栄養、効能は?
大葉(青じそ)と赤紫蘇の食べ方の違いや効能、栄養の違いを比較したいと思います。
青紫蘇
【食べ方】青じそはそのまま食べたり、肉巻き、刺身のつま、天ぷらなどにして食べられています。
【旬】大葉として通年を通してスーパーで販売されていますが、5月~8月に取扱量が多くなるので梅雨前から夏にかけてが旬の野菜になります。
【栄養・効能】ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、βカロテン、ポリフェノール、鉄、カルシウムといった栄養素が含まれています。
青じそは赤紫蘇よりもβカロテンが豊富に含まれているので、抗酸化作用、皮膚や粘膜の健康維持など栄養面での効能が大きいです。
赤紫蘇
【食べ方】赤紫蘇はショウガや梅干などの色付けに使用したり、紫蘇ジュース、ふりかけにして食べられています。
【旬】赤紫蘇も青紫蘇と同じく5月~8月が旬になりますが、年中販売をしているわけではありません。梅干しを漬けたり紫蘇ジュースにする5月~7月頃の間のみ出回っています。
【栄養・効能】赤紫蘇の栄養も青じそと同じくビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、βカロテン、ポリフェノール、鉄、カルシウムといった栄養成分が含まれています。
赤紫蘇には防腐&抗菌効果やアレルギー疾患の症状軽減の効果があるので薬効としての効能が高くなります。
また赤紫蘇の葉の赤い色には「シソニン」が含まれており、シソニンは酸に反応して赤く染まるので梅干しを漬けるときなどに用いられています。
大葉とシソの違いは?栄養や効能も解説!まとめ
大葉とシソの違いは「呼び方が違う」だけということでした。
味も見た目も同じで何が違うかわからなかったので、今回調べてみてとても納得しました!
そして紫蘇にはたくさんの栄養が入っていることもわかりました。
青紫蘇と赤紫蘇では効能が少し異なるので、どちらの栄養も活用して両方のいいところを摂取していきたいですね。