「わけぎ」と「エシャロット」はどちらもねぎのような見た目で根っこの方に小さな球根があります。
見た目は似ていますがどのような違いがあるのかを調べてみました。
さらに「わけぎ」と「エシャロット」の食べ方の違いなどもまとめているので、参考にしてみて下さいね。
わけぎとエシャロットの違いは?
「わけぎ」と「エシャロット」は、どちらもねぎとは別の種類になります。
わけぎ
「わけぎ」は、ねぎと玉ねぎの雑種になります。
根元が何本にも株別れしているネギなので「わけぎ」と呼ばれています。
株別れして増えることから子孫繁栄の縁起物として「わけぎのぬた」などが良く食べられています。
わけぎの葉や茎は、ねぎよりもしなやかで甘みもあり食べやすくなっているのも特徴です。
「わけねぎ」と混同されることもありますが、「わけねぎ」と「わけぎ」は違うものになります。
「わけねぎ」は株分れ(分けつ)が多い葉ねぎの一種です。
エシャロット
「エシャロット」はタマネギの変種で、ねぎと玉ねぎの一種シャロット(エシャロット)が交雑したものです。
見た目はやや細長く、小玉ねぎに似ています。
根元の球根、鱗茎(りんけい)部分が膨らんでいて、この膨らみはねぎには見られない特徴です。
「エシャロット」はフランス語で、「シャロット」は英語。
フランス料理によく使われている香味野菜で、味わいは玉ねぎとにんにくを合わせたような感じです。
わけぎとエシャロットの食べ方の違いは?
わけぎは辛味は少なくて食感も柔らかいのでそのまま刻んで薬味として食べるのが一般的です。
他にはぬたなどの和え物、炒め物、鍋など色々な料理に合うので、薬味としてだけでなくメイン料理にも使えます。
エシャロットは生のままだと玉ねぎよりも辛味があり、ねぎのような強い香りがします。
香味野菜として使われることが多く、みじん切りにしてソースにしたり、すり下ろしてドレッシングに入れるなどハーブとしての使い方が多いです。
ですが、炒めると甘みと良い香りがしてくるので炒めものとして食べるのもおすすめです。
ホイル焼きにするとホクホクとした食感になるので、色々な味わい方が出来ます。
エシャレットとエシャロットは違う?
発音が違うだけで同じ野菜だと思っている人も多いかと思いますが「エシャレット」と「エシャロット」は全く別の野菜です。
エシャレットは「若採りらっきょう」のことで、見た目も味も違います。
エシャレットは本来「根らっきょう」という商品名で売り出すはずでしたが、当時の青果卸業者がこの名前では売れないと思い、「エシャレット」というお洒落な名前にしたんだそうです。
けれど「エシャレット」と「エシャロット」の名前が似ているので、同じものだと混同している人が大勢いるそうです。
「エシャレット」と「エシャロット」を間違えないように、「エシャロット」を指すときはベルギーエシャロット、シャロット、エシャとも呼ばれています。
かなり紛らわしいですが、簡単にいうと「らっきょう」と「小玉ねぎ」なので全く違う野菜ですね。
わけぎとエシャロットの違いは?まとめ
「わけぎ」はねぎと玉ねぎの雑種、「エシャロット」はタマネギの変種になります。
わけぎの味はネギに近くエシャロットの味は玉ねぎに近いので、見た目が似ていても向いている料理が変わってきます。
うまく使い分けて、美味しく食べてみて下さい。
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