ゆでたまごをたくさん作ったときに食べきれなくて卵があまってしまったことはないですか?
ゆで卵は熱を通すので生卵よりも日持ちがいいと思われがちですが、ゆで卵にすることで逆に消費期限、賞味期限が短くなってしまうんです。
では、ゆでたまごはどれ位の期間日持ちするんでしょうか?
今回は「ゆでたまごの消費期限、賞味期限はいつまで?おすすめの保存方法は?」という内容でゆで卵についてまとめてみました。
ゆでたまごの消費期限、賞味期限はいつまで?
ゆで卵の消費期限、賞味期限はゆで方・ゆでた後の保存温度・卵の殻に割れがあるのか?ないのか?によって違ってきます。
生卵にはリゾチームという細菌を死滅させる酵素があり、このリゾチームのお陰で生卵は細菌から守られています。
けれど、ゆで卵にすることで細菌から守ってくれるリゾチームが減ってしまうのでゆで卵にすると生卵よりも日持ちが断然短くなってしまいます。
このことから、ゆで卵の消費期限と賞味期限は同じになります。
日本卵業協会によると卵を硬くゆでた場合は5℃で2~3ヶ月、10℃で3週間、室温25℃以上だと3~7日間程度の期限とされています。
またゆで卵の殻を剥いた場合、賞味期限は殻付きのゆで卵の3分の1~2分の1程度まで短くなるとあります。
しかしこの賞味期限の日数はきちんと卵を管理をした場合の日数になります。
普通の家庭で固いゆで卵を作った場合なら10℃保存で3~4日(卵の殻にヒビがない場合)、殻を剥むたゆで卵はその日のうちに食べることをおすすめします。
ゆでたときにヒビが入ったときは冷蔵庫で保存して出来るだけ早く食べきるようにしましょう。味見をしておかしいと思ったら食べずに捨てて下さい。
いつヒビが入ったのかわかないものは食べるのを控えた方がいいです。
半熟のゆで卵は日持ちしないので、その日のうちに食べきるようにして下さい。
ゆでたまごの保存方法は?
ゆで卵は生卵よりも傷みやすくなるので正しい保存方法を知って、美味しく食べられるようにしましょう!
ゆで卵を冷蔵庫で保存
ゆで卵は10℃保存が推奨されているので基本的に冷蔵庫で保存します。
常温で保存すると細菌が繁殖しやすく、特に夏場など部屋の温度が高いときは傷みやすくなるので危ないです。
卵の殻にも抗菌作用があるので、ゆで卵を冷蔵庫で保存するときは卵の殻を剥かないで保存した方が長持ちします。
それに殻をむくことによって手の雑菌が卵に付いて菌が繁殖しやすくなってしまいます。
ゆで卵を冷蔵庫で保存する際は、卵の殻を剥かずに冷蔵庫へ入れましょう。
ゆで卵を煮卵にして保存
ゆで卵を砂糖、醤油、みりんなどで味をつけて煮卵にして保存する方法です。
味付けの濃さによっても期限は変わってきます。
通常の味付けで煮卵にしたときの日持ちは固ゆでの場合3~4日ほど、半熟の場合は3日以内ですが半熟の煮卵は出来るだけ早めに食べきるのが良いです。
煮卵にした場合も基本的には冷蔵庫で保存して下さいね。
ゆで卵を冷凍にして保存
ゆで卵は冷凍でも保存できますが、そのまま保存すると味が落ちてまずくなってしまいます。
冷凍しても黄身はまだ食べられますが、白身部分は水分が抜けスカスカの状態になり食感もゴムのようで非常に悪いです。
ゆで卵を冷凍するときは卵のフィリングなどにして冷凍保存すれば美味しく食べられます。
ゆで卵のフィリングはゆで卵にマヨネーズや塩コショウを合わせて作ったもので、イメージ的にはサンドウィッチに挟んであるものが有名です。
ゆで卵フィリングにした場合、保存可能期間は約1ヶ月になります。
卵フィリングにして冷凍すれば日持ち期間も上がって、サンドウィッチやタルタルソース、サラダも手軽に使えて家事の時短にも繋がりますよ!
解凍する際は冷蔵庫に入れて自然解凍が一番おすすめです。
電子レンジで解凍する場合は加熱しすぎるとおいしさが損なわれてしまうので、加熱しすぎないように気をつけて下さいね。
ゆでたまごの消費期限、賞味期限はいつまで?おすすめの保存方法は?まとめ
ゆで卵の消費期限、賞味期限についてまとめると
- 冷蔵庫で保存するなら3~4日(卵の殻にヒビがない場合)
- 固めの煮卵にして保存するなら冷蔵庫で3~4日、半熟なら3日以内
- 冷凍保存する場合は卵のフィリングにして1ヶ月
- 家でゆで卵を作る時は固めに作った方が日持ちしやすい
ということになります。
ゆで卵を大量に作って保存する場合は上記を目安にして保存してみて下さい。
おすすめはやはり卵フィリングにして冷凍保存する方法です。
とても便利なので卵を大量に購入したときは是非、試してみて下さいね。