ラグビーワールドカップ2019で日本は負けてしまいましたが、本当に素晴らしいプレーを見せてくれましたね!
今回のラグビワールドカップで福岡堅樹選手を始め、何人かの選手が15人制ラグビーを引退して、7人制ラグビーで東京五輪を目指すと言っていました。
そこで疑問に思ったのが15人制ラグビーと7人制ラグビーの違いです。
2021年に開催される東京オリンピックのラグビーは「7人制」です。人数だけではなくルールにも違いがあるのでしょうか?
そこでラグビーの15人制と7人制の違いと、京五輪はなぜ7人制ラグビーなのかを調べてみました。
ラグビー7人制と15人制の違いは?
15人制ラグビーと7人制ラグビーはグラウンドのサイズは一緒ですが、出場するプレイヤーの数が違います。
7人制ラグビーは1チームあたり7人の選手で試合を行い、時間も15人制ラグビーよりも短時間になります。
15人制の場合15人もの相手がディフェンスをするため、ディフェンスに綻びを作りトライを奪う競技なので、かなり激しいプレイも多く怪我もしやすいです。
7人制の場合は人数が少ない分、防御側の守備範囲が広くなります。
少ないディフェンスを突破すれば、ボールを持ったプレーヤーが一気に走ってゴールまでいくことも出来るので、ボールを保持し続けることがとても重要になってきます。
そのため、7人制ラグビーの方が持久力などが要求され「究極の鬼ごっこ」とも呼ばれているそうです。
7人制ラグビー | 15人制ラグビー | |
控え人数 | 5人 | 7人~8人 |
試合時間 | 前後半7分ずつ | 前後半40分ずつ |
ハーフタイム | 2分以内 | 15分以内 |
シンビン(イエローカード) | 2分 | 10分 |
フォワード | 3人 | 8人 |
バックス | 4人 | 7人 |
リザーブ | 5人 | 8人 |
スクラム | 3人 | 8人 |
得点後の試合再開方法 | トライをあげたチームのキックオフ | トライされたチームのキックオフ |
コンバージョンキック | ドロップキックでトライ後40秒以内、チャージ禁止 | プレースキックまたはドロップキック、チャージ可能 |
東京五輪はなぜ7人制ラグビー?
東京オリンピックでは7人制ラグビー(セブンズ)が開催されます。
7人制ラグビー(セブンズ)は2016年の夏季オリンピックから正式種目として採用されました。
東京オリンピックで7人制ラグビー(セブンズ)が採用された理由は日程の関係ではないかと言われています。
15人制ラグビーはコンタクトプレイ(タックルやスクラムなどの身体接触)が多く、体を休めるためにも試合間隔が必要になってきます。(国内リーグでは最短で中5日です)
そうなると東京五輪の期間中に、3試合しか出来ないことになってしまうそうです。
それに引き換え7人制ラグビーは短時間でスピーディな試合の流れが多く、コンタクトプレイ(タックルやスクラムなどの身体接触)も少ないので、オリンピック期間中に何ゲームも行うことが出来ます。
ラグビーの15人制と7人制の違いまとめ
15人制ラグビーと7人制ラグビーの違いは人数だけでなく、時間やルールも若干違うんですね。
スクラムが3人になるのは驚きでした。
7人制ラグビーは15人制ラグビーよりも走る時間が多いので、観客も15人制ラグビーとはまた違ったプレイを見れるという楽しみもあります。
ラグビーワールドカップの感動でラグビーファンになった方も多いのではないでしょうか。
色々ある東京五輪ですが、日本中がまたラグビーで盛り上がったら嬉しいですね!