野菜を保存する際に、野菜を立てて保存した方がいいと聞いたことはないですか?
昔は新聞紙に野菜を包んだら横に寝かせて保存している人が多かったと思います。
しかし最近では長い野菜は立てて保存する方が良いと言われています。
このことについて調べてみると、野菜の保存方法は3つのタイプに分類されることがわかりました。
今回は野菜を立てて保存する理由と、保存方法の3つの分類についてまとめてみました。
野菜を立てて保存するのはなぜ?
野菜は収穫後もまだ生きていて、なるべく新鮮さを保って保存するには野菜が育った環境や性質に合わせる必要があるからです。
そのことから野菜を立てて保存すると日持ちがするといわれています。
ねぎ、ほうれん草、アスパラのような野菜は縦に伸びようとしてエネルギーを消費しています。
そんな立てる野菜を横にして保存すると、いつもの状態に戻そうとして野菜が余計なエネルギーを消費してしまい、結果としてうま味が損なわれて日持ちも悪くなってしまいます。
立つ野菜を保存するときは収穫される前の状態に近い形で保存しておき、野菜に余計なエネルギーを浪費させないようにします。
しかしすべての野菜が立てて保存するのが良いわけではなく、野菜の性質によって保存の仕方も変わってきます。
野菜の保存方法の3つの分類とは?
野菜の保存方法は主に3つのタイプに分類されていて、野菜の特徴によって違ってきます。
それぞれの野菜に適した保存方法を説明していきますね。
立ち型野菜
立てて保存する野菜を「立ち型野菜」と言います。
立ち型野菜には長ねぎ、とうもろこし、ほうれん草、小松菜、アスパラガスなどがあります。
立ち型野菜は細長い野菜が多いので、立てても倒れてしまうことが多いです。
そこで牛乳パックなどを半分に切ったものを利用したり、野菜を立てて保存できる器具などを使えば倒れずに保管することが出来ます。
土付き型野菜
土付き型野菜は土の中で育った野菜で主に根菜類のことを言います。
「土つき型野菜」には大根、人参、カブ、玉ねぎ、じゃがいもなどがあります。
大根、カブ、人参などに葉っぱが付いている場合は、葉を切り落としてから冷暗所に保存するのがベストです。
玉ねぎなどは湿気が多いとカビが発生するため、風通しの良い冷暗所がおすすめですが、良い場所がないときは野菜室でも大丈夫です。
ぶらり型野菜
ぶらり型野菜は主に果菜類のことを言います。
枝やつるからぶらりとぶら下がって実を成らすため「ぶらり型野菜(成り物野菜)」と言われています。
ぶらり型野菜にはトマト、ナス、キュウリ、ゴーヤ、枝豆などがあり多くが夏野菜になります。
夏野菜は名前の通り寒さに弱い物が多く、冷蔵庫には入れずに冷暗所での保管がオススメです。
まとめ