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テフロン加工のフライパンの寿命は?長持ちさせるコツも紹介!

テフロン加工のフライパンは焦げ付きがなく便利ですが、気が付くといつの間にかテフロンがなくなっていますよね。

そこでテフロン加工のフライパンの寿命はどれくらいなのか?

テフロンを長持ちさせるコツと一緒にご紹介します。

テフロン加工のフライパンの寿命は?

テフロン加工のフライパンの一般的な寿命は1年ほどと言われています。

私は実際にテフロン加工のフライパンを使ってみて、1年たつか経たないかくらいでテフロンがなくなってきたな~と感じることが多いですね。

テフロン加工のフライパンを長持ちさせるコツは?

テフロン加工のフライパンをできるだけ長持ちさせて使うためのコツをまとめてみました。

知らなくて何気なくやっていることがテフロンの寿命を縮めていた…とならないように1つずつ解説していきます。

金属の調理器具は使わない

金属製の調理器具を使うとテフロンコーティングに傷がついて、どんどん剝がれやすくなっていきます。

木製やシリコン製の調理器具を使えばテフロン加工を傷つけにくくなります。


高温では使用しない

テフロン加工のフライパンの耐熱温度はおよそ260℃~280℃と言われています。

食材を入れていないテフロン加工フライパンを強火で温めると1分程で耐久温度を超えてしまい、加工が傷んで剥がれてしまう原因になってしまいます。

テフロン加工のフライパンで予熱する場合は中火で1分以内を目安にします。

ふっ素樹脂加工メーカーによると、ふっ素樹脂加工のフライパンのほとんどは熱伝導の良いアルミニウム合金で作られているので中火でも充分加熱できるそうですよ。

空焚きをしない

カセットコンロでフライパンを加熱すると5分で370℃に達し、フッ素樹脂塗膜は400℃を超えると熱分解が起こり、423℃でガス発生したという実験結果があります。

しかもガスの発生は目では見えないそうです。怖いですね。

神奈川県のホームページに実験結果が記載されています↓

フッ素樹脂加工したフライパンのテスト

油を引いて使う

油を使わなくてもくっつかないから大丈夫!と思って油を引かない人もいると思いますが、油を引くことで急激な温度差からテフロンコーティングを守ることにも繋がります。

順番としてはフライパンに油を入れてから火をつけるのが良いです。

調理したものを長時間フライパンに入れない

出来上がった料理を長時間フライパンに入れっぱなしにしていると、油分や塩分でテフロン加工のコーティングが剥がれてしまうことも。

ふっ素樹脂加工の表面には見えない小さな穴があり、そこから塩分がしみ込んでフライパンの下地の金属を劣化させる原因になってしまいます。

調理したらできるだけ早くお皿に移すことをおすすめします。

調理後の熱いフライパンに水をかけない

テフロン加工は急激な温度変化に弱いという特徴があります。

調理が終わってまだ熱いままのフライパンに水をかけるとテフロン加工の表面が傷んでコーテイング剥がれの原因になるので、フライパンの温度が下がってから洗うようにしましょう。

熱いフライパンを水に浸けてジューっするのはやってはいけないですよ。

時間がなくてすぐ洗いたいときはお湯を使って温度差を抑えるようにします

柔らかいスポンジで洗う

テフロン加工のフライパンは中性洗剤と柔らかいスポンジで優しく洗います。

汚れがこびりついて取れにくい場合はぬるま湯と中性洗剤を入れて汚れを浮かせてからスポンジで洗います。

金属のタワシ、メラミンスポンジ、クレンザーなどはコーティングを傷つけ、テフロン加工が剥がれてしまうので使わないようにします。

洗った後は水気を拭く

洗った後のフライパンを自然乾燥すると水道水に含まれるカルキ成分などが鍋に残ったままになり、次に火にかけたときにこびりついて取れにくくなったり白い斑点のような跡が残ってしまうことがあります。

洗い終わったら水気はよく拭き取っておきましょう。

コーティング加工のフライパンの種類は?

焦げ付きにくいようにコーティング加工を施したフライパンはテフロン加工以外にもいくつかあります。

テフロン加工(フッ素樹脂加工)

フッ素樹脂はフッ素原子を含むプラスチック原料の総称で9つの種類があり、その中の1つがテフロンと呼ばれています。

テフロンはアメリカのデュポン社が発見し商標登録したフッ素樹脂で、デュポン社(現在はケマーズ社)が開発したフッ素樹脂を使って加工したフライパンをテフロン加工といいます。

フッ素樹脂加工のフライパンとテフロン加工のフライパンは機能的にはほとんど大差はありませんが、テフロン加工はコーティングが2層以上になっているので普通のフッ素樹脂加工よりは丈夫といわれることもあります。

テフロン加工にしてもフッ素樹脂加工にしてもコーティングの層が何層かで耐久性が変わってくるということですね。

テフロン加工には7種類のグレードがあってグレードがあがるほど耐久性もあがります。

ダイヤモンドコート加工

人工ダイヤモンドの粉をフッ素樹脂に混ぜてコーティング加工をしたライパンです。

コーティングが剥がれにくく擦り減りにくいので、テフロン加工のフライパンよりも持ちが良いという特徴があります。

ダイヤモンドコートのフライパンの寿命は2~3年といわれています。

マーブルコート加工

大理石(マーブル)の粉を混ぜ合わせフッ素樹脂と一緒にコーティング加工したフライパンです。

コーティングの層を何層も重ねることによってテフロン加工よりも耐久性を上げ、くっつきにくく焦げにくいという使用感のメリットを長く保つことが出来ます。

マーブルコートのフライパンの寿命は1~2年と言われていますが、8層コーティングなど層が厚くなると3年以上もつといわれています。

チタンコート加工

フッ素樹脂にチタンを混ぜてコーティングしたフライパンです。

チタンは軽くて錆びにくいという特徴があるので、チタンコートのフライパンは軽くて取扱いがしやすく錆びにくいというメリットがあります。

しかし他のコーティングと同じように強火には弱いので、中火で使うようにした方がもちがいいです。

チタンコートのフライパンの寿命は1~2年と言われています。

セラミック加工

セラミックは陶器などに使われる素材で、硬くて熱に強いという特徴があります。

このセラミックで表面をコーティングしたのがセラミック加工のフライパンです。

耐熱温度は400度まで耐えられるといわれ高温になっても有害物質が出ず、熱伝導も優れていて耐久性もあるので鉄のフライパンに近い感覚で使えます。

デメリットは陶器と同じく衝撃に弱いためヒビが入ると割れやすくなること、油を使わないと食材が焦げてしまう点です。(油は少量でも大丈夫です)

セラミックコートのフライパンの寿命は2年といわれています。

よっぽど手入れが良かったのか問題なく10年近く使ったという人もいました。

まとめ

テフロン加工のフライパンの寿命は1年ほどですが、使い方によってはもう少し持たせることが出来ます。

気を付ける大まかなポイントはこちらになります。

  • 木やシリコン製の調理器具を使う
  • 油を引いて中火で調理する
  • 調理した料理はフライパンに入れっぱなしにしない
  • 洗うときはフライパンが冷めてから柔らかいスポンジで洗う

テフロン加工のフライパンは高温調理には向いていないので、強火で一気に仕上げたい料理のときは鉄のフライパンなどを使用したり使い分けた方が良さそうですね。

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