日本では季節によって 菖蒲湯、ゆず湯などのお風呂に入る風習がありますが、菖蒲湯に使う菖蒲はどこで購入できるんでしょうか?
さらに菖蒲湯はどうやって作るのか?どんな効能があるのかをまとめてみました。
菖蒲湯はお家でかんたんにできるのでこの記事を読んでぜひ、参考にしてみて下さい。
菖蒲はどこで買える?
菖蒲は4月下旬頃になるとスーパー、八百屋、ホームセンター、花屋さんなどで購入することが出来ます。
お寺などの参道にある屋台で売っているのも見かけたことがあるので、場合によってはそこで購入することも出来ると思います。
子供の日当日は売り切れてしまう可能性もあるので、少し早めに購入しておくと安心です。
保存するときは、野菜のように冷蔵庫の中にしまっておけば数日は大丈夫です。
今はネットショップでも販売しているので、お家にいながら購入することも出来ますよ。
【菖蒲の入浴剤】
もっと手軽に菖蒲湯を楽しみたいなら入浴剤もおすすめです。
菖蒲の保存方法は?
子供の日よりも早めに菖蒲を購入した場合、きちんと保存すれば当日までもたせることもできます。
菖蒲を1~2日ほど保存するときは新聞紙に包んで直射日光の当たらない日陰に置いて保存します。
2日以上保存する場合はラップを巻いて冷蔵庫の野菜室で立てて保存します。
菖蒲を保存するときに気を付けないといけないのが水につけないようにするということです。
バケツなどに水を張って菖蒲を浸けて保存すると、菖蒲の葉が黄色くなってしまうことがあります。
そのため、水に浸けることはおすすめしません。
菖蒲湯の作り方は?
菖蒲湯の作り方はとっても簡単!
菖蒲湯をかんたんに作る方法と、ひと手間を加えて効能をアップさせる方法をご紹介します。
簡単でシンプルな菖蒲湯の作り方
【追い炊き機能があるお風呂の場合】
- 菖蒲を綺麗に洗います。
- 菖蒲がバラバラにならないように茎の方を輪ゴムなどで束ねます。
- 水の状態から菖蒲を入れ、熱めのお湯でお風呂を沸かします。
【給湯式のお風呂の場合】
- 菖蒲を綺麗に洗います。
- 菖蒲がバラバラにならないように茎の方を輪ゴムなどで束ねます。
- 42~43℃位の熱めのお湯を浴槽にはって、 菖蒲を入れます。
- 少し時間をおき、適温になってから入ると香りがより引き立ちます。
買った菖蒲にヨモギが付いている場合は、ヨモギも一緒に束ねて入れて下さい。
※ヨモギが入ったお風呂は陣痛促進の作用などがあると言われているので、妊娠中の方はヨモギを入れないように気をつけて下さい。
ひと手間加えた菖蒲湯の作り方で効能アップ
こちらはより菖蒲の効能と香りがひき立つ菖蒲湯の作り方です。
事前に刻んだ菖蒲をいれる出汁パックやガーゼ袋を用意して下さいね。
- 菖蒲を綺麗に洗います。
- 包丁で菖蒲を小さく刻みます。
- 刻んだ菖蒲を出汁パックやガーゼ袋などに入れます。
- 3で作った袋を耐熱の洗面器に入れ、熱湯を注ぎ10分程つけておきます。
- 抽出した菖蒲の液と袋を沸かしたお風呂に入れます。
菖蒲湯に入るのはいつ?
菖蒲湯に入るのは端午の節句(子供の日)と言われる5月5日です。
菖蒲は古くから病や邪気を払う薬草と考えられていて、長寿や健康を願って菖蒲を用いていたという記録があります。
また香りも強く、その香りによって悪疫を退散させようとしていました。
5月5日に沸かしたお風呂に菖蒲を入れて入浴することによって、暑い夏を丈夫に過ごし健康を願い、邪気を払うという意味合いがあります。
菖蒲湯の効能は?
菖蒲湯の効能には血行促進、保湿効果、疲労回復 、腰痛や神経痛を和らげたり、菖蒲の香りによるリラックス効果もあると言われています。
菖蒲にはアザロンやオイゲノールという精油成分が多く含まれており、これが腰痛や神経痛を和らげる効果があると言われており、 根の部分には血行促進や保湿効果があると言われています。
菖蒲はどこで買える?まとめ
菖蒲はスーパー、八百屋、花屋、ホームセンター、ネット通販で購入できます。
通年販売しているわけではなく、4月下旬ごろから売り出すので菖蒲湯をやってみようと思っている人はこちらを参考にして購入してみて下さいね。
菖蒲湯などの季節の行事を取り入れ、家のお風呂をいつもより楽しく入りましょう。
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