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紫陽花の花言葉は色で違う?花言葉と色が変わる理由も解説

梅雨になると紫陽花の花を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

紫陽花には様々な色があり、その変化を見るのも楽しいですよね。

そしてあじさいの花言葉は色によっても変わるんです。

一体どんな花言葉なのか?

花言葉を知っていると紫陽花をプレゼントする時にも役立ちますよ!

そこで今回は紫陽花の色別の花言葉と、なぜ紫陽花の色が変わるのかをまとめてみました。

紫陽花の花言葉「青」

青い色の紫陽花の花言葉は「辛抱強い愛情・清澄・知的・神秘」という良いイメージの他に「無情・高慢・あなたは美しいが冷淡だ」というネガティブなイメージの花言葉があります。

「辛抱強い愛情」という花言葉はシーボルトと日本人女性お滝さんの話から来ていると言われています。

長崎の遊女だったお滝さんと恋に落ちたシーボルトは、お滝さんと結婚し子供も生まれます。

しかし、一時帰国しようとしたシーボルトの荷物から持ち出し厳禁とされていた日本地図などが見つかり、妻子を残したままシーボルトは国外追放になってしまいました。

その後、お滝さんは親戚に勧められ別の人と再婚してしまいます。

帰国したシーボルトは日本の研究に人生を捧げようと、日本の様々な植物が載った「日本植物誌」を出版。
その本で青い紫陽花をハイドランゼア オタクサ(Hydrangea otaksa)と名付けて紹介しています。
この「オタクサ」とはシーボルトが「お滝さん」を呼ぶ時の発音でした。

学者によって「オタクサ」という呼び名は無効とされてしまいましたが、日本で見た紫陽花に愛する女性の名前を付けてお滝さんへの思いを募らせていたのかもしれないですね。

このエピソードを聞くと青い紫陽花の花言葉もいいイメージの方が強くなるかと思います。

最近では、結婚式で何かひとつ青いものを身に着けると良いといわれる「サムシングブルー」にちなんで結婚式のブーケにも青い紫陽花が使われることも増えています。

色味的に父の日のプレゼントとしても人気です。

紫陽花の花言葉「紫」

紫色の紫陽花の花言葉は「移り気・浮気・ほらふき・変節」

紫の紫陽花は花の色が青い色から変化している途中なので、移り気や浮気というネガティブな花言葉がついたそうです。

花言葉はネガティブですが、紫のあじさいはとっても綺麗で素敵な色ですよね。

紫陽花の花言葉「赤・ピンク」

赤い色やピンクの紫陽花の花言葉は「元気な女性・強い愛情」

ピンクや赤い紫陽花の花言葉はフランスで生まれた意味になります。

赤い紫陽花は日本ではあまり馴染みがないですが、フランスでは綺麗な赤い色やピンク色の紫陽花が多く咲きます。

日本ではアジサイの花が開く時期は梅雨になりますよね。

でもフランスでは紫陽花が咲く季節はとても気持ちのいい気候になります。

花言葉は女性をイメージすることが多く、気持ちがいい気候から「元気な女性」とイメージされたようです。

最近ではカーネーションの代わりにピンクや赤の紫陽花を贈る人も増えていますし、花言葉を見ると母の日にピッタリですよね。

紫陽花の花言葉「白」

白い紫陽花はアメリカ原産の品種で「アメリカノリノキ・アナベル」と言います。

花言葉は「寛容・ひたむきな愛情・気の迷い

アナベルの花言葉と真っ白な色から結婚式のブーケとしても人気の花です。

「ひたむきな愛情」という花言葉も結婚式にはピッタリですね。

紫陽花の花言葉「緑」

最近みかけるようになった緑色のあじさい。

緑色の紫陽花の花言葉はありませんが、あえてつけるなら白い紫陽花と同じ「寛容・ひたむきな愛」になります。

なぜなら元々緑色の紫陽花はありません。

緑のアジサイは白いアナベルの花が変化していく途中の色だからです。

アナベルはつぼみの時は薄いグリーンで、花が開くにつれ段々と白い色に変わっていきます。

さらに咲き進むと花が再び薄いグリーンになり、最後はくすんだベージュのような色合いに。

くすんだベージュの秋色になったアナベルは乾燥させてドライフラワーとしても楽しむことが出来ます。

このことから白い紫陽花と緑の紫陽花は同じアナベルという品種になります。

紫陽花全体としての花言葉

あじさいの色に関係なくあじさい全体の花言葉もあります。

ネガティブな意味では「移り気・浮気・無情」

ポジティブな意味では「一家団欒・平和・家族の結びつき・和気あいあい・乙女の愛」

紫陽花の色が時期によって変化する様からネガティブなイメージの花言葉が付けられたと言われていますが、最近ではいい意味での捉え方をする人も増えているんだとか。

「一家団欒・家族の結びつき」の花言葉は紫陽花の真ん中にあるガクが寄り集まって咲いているため、家族が寄り添っているイメージからきています。

紫陽花の色が変わるのはなぜ?

紫陽花の色が変わる理由は土のpH値(酸性度)にあります

紫陽花にはアントシアニンという色素が含まれており、それぞれの紫陽花が持っている色素にアルミニウムのイオンが加わることであじさいの色が変化していきます。

土壌が酸性だとアルミニウムがイオンとなって土の中に溶け出し、紫陽花に吸収されて花の持っているアントシアニンと結合し青色の紫陽花になります。

土壌が中性またはアルカリ性だと、アルミニウムが溶け出さず紫陽花に吸収されないので赤いアジサイになります。

花の色の濃さも紫陽花が持っているアントシアニンの色素量によって変わってくるので、同じ株でも花の色が違うのはその為です。

日本は酸性雨が降るので酸性な土壌が多く、紫陽花も青や紫が多くなります。

逆にフランスの紫陽花にピンクや赤が多いのは、土壌が中性またはアルカリ性なことが多いからだそうです。

ちなみに白い紫陽花は種類によってアントシアニンの色素をもっていないので、青になったり赤になったりという色の変化はしません。

紫陽花の花言葉まとめ

紫陽花の色はアントシアニンと土壌のpH値によって変わっていたんですね。

このことを知って紫陽花を眺めたらここの土は酸性で、ここはアルカリ性など、また違った楽しみ方も出来そうです。

そして紫陽花の花言葉はたくさんありますが、その由来をみてみると色々な意味合いがあることがわかりました。

ポジティブな意味は家族や愛に関連するイメージが多いので、相手にメッセージを伝えながらプレゼントすれば喜ばれると思います。

紫陽花を贈るときはぜひ花言葉を参考にしてみて下さいね。

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