近年、スマホの見過ぎで若年層に老眼や後天性の「内斜視」が増えているというニュースがやっていました。
現代病ともいわれていますが、スマホを長時間見てしまう…という人はかなり多いのではないでしょうか?
スマホが普及し始めた年代から「内斜視」が増えているそうです。
私も時間が少しでも空いた時はついついスマホを見続けてしまいますが、このニュースを見て気を付けないと後々大変なことになると感じました。
スマホと視力の低下については以前からかなり取り上げられていますが、内斜視とはどんな病気なのか?内斜視の改善方法なども調べてみました。
斜視と内斜視は何が違うのか?
【斜視】通常、視線は両眼とも同じ場所に向かってそろっています。斜視は、右眼と左眼の視線が違う場所に向かっている状態です。視線のずれの方向によって、内斜視、外斜視、上下斜視、回旋性斜視などがあります。成人では、糖尿病、高血圧、脳の異常や頭のけがなどによって急に斜視が起こることがあります。その場合複視が現れます。このように、斜視は見た目の問題だけでなく見え方の問題をあわせもっています。(日本弱視斜視学会引用)
【内斜視】右眼か左眼どちらかの視線が内側に向かっている状態です。両眼が外に動くことができない場合には、両眼が内側に寄り、顔をどちらかに回して片方の眼で見ています。発症の時期、原因、調節性の有無、斜視角の程度、変動などが分類の基準となっています。(日本弱視斜視学会引用)
このことから
・斜視は右眼と左眼の視線が違う場所に向かっている状態
・内斜視とは斜視の種類の一つで視線が内側に向かっている状態
ということですね。
有名人ではテリー伊藤さんが斜視でした。これは若いころ学生運動に参加中、石が当たって斜視になったと明かしていましたので後天性な斜視になりますね。
テリーさんは2007年に斜視の手術をして無事成功。完治していました。
内斜視の症例
ニュースでは後天性の内斜視になった男子高校生が、どのような症状が現れたのかを語っていました。
2年前に内斜視と診断された男子高生は1日5~7時間ほどスマホゲームをしていたら、目に異変を感じ始めたそうです。
徐々に教室の時計や黒板が二重に見えるようになり片目で授業を受けるように。
自転車に乗っていると対向車が二重に見えてとても怖かったと話していました。
内斜視の予防と改善方法
【内斜視の予防】
- スマホと目を30㎝は離す
- 30分間スマホを使ったら10分間目を休ませる(3010法則)
実際に街で目とスマホの距離を測ってみると、距離が15㎝の若者もいました。
理由は「スマホの画面を離すと小さくて見えづらい」「離して見ると周りの人に画面を見られて恥ずかしい」と言っていました。
【改善方法】
- 見え方を補正するプリズム眼鏡の使用
- 内直筋を緩めるボトックス注射
- 内直筋の位置を変える手術など
医師によるとまずはスマホの使用方法を見直すことが大切だということです。
ボトックス注射や手術は怖いので出来ればしたくない方法ですよね。
スマホ用メガネはメガネのパリミキから「スマホイージー」という商品が出ているそうです。
このメガネはスマホ使用時の目のピント調整をサポートしてくれる上、遠くを見る際の視界も良好なので常に身につけていられるアイケアパートナーとして活用できるということです。
プリズム眼鏡を使用してスマホを操作するなら手軽に始められそうなので、このメガネを見に行ってみようかなと思います。
でも結局はスマホを使いすぎないことが一番ということですね。