入院をすると決まったら病院に持っていく物を準備するのが大変ですよね。
特に初めての入院となると何を持っていけばいいのか、わからないこともあるかと思います。
私は3日ほどの短期入院から3ケ月近い長期入院をしたこともあります。
入院をする前には事前に病院で必要なものを説明してくれるので、そちらを用意しておけば大丈夫です。
けれど実際に入院してみたら「これがあれば便利だったのに」と思うことがありました。
そこで入院するときに必要な持ち物と、実際に入院してみて便利だった物をご紹介します。
入院をすることになったけれど何を用意すればいいのかわからない、という人は参考にしてみてくださいね。
入院に必要な持ち物は?
入院のときに最低限必要な物がこちらになります。
前あきのパジャマ(ネグリジェ)
Tシャツやスウェットよりも脱ぎ着がしやすいので前あきのパジャマがいいそうです。
治療の内容にもよりますが手術をする場合は前あきのパジャマが必須でした。
自分で身の回りのことを出来るまでに回復した後はTシャツを着ていました。
足のケガの場合は前あきのワンピースを推奨されました。
ズボンだと脱いだり履いたりがとても大変です。
でもネグリジェって、なかなかお店に売ってないんですよね。
私はお年寄り向けの肌着屋さん(お年寄りの原宿と言われている巣鴨のお店)とネット通販で購入して着回してました。
後は差し入れでもらった寝間着用みたいな浴衣も着てましたね。
下着
ショーツは綿素材など肌に柔らかい素材がおすすめです。
私は腰に手術痕があったとき、普通のショーツだと傷口に縫い目が当たって痛かったです。
そんな中、これはいい!と思ったのがユニクロのエアリズムのショーツです。
水着のような薄い伸縮素材の生地で作られており、ゴム紐や縫い目がなくてフラットなので傷口に当たっても痛くなくて快適でした。
それからブラジャーはけっこう面倒ですし、しかも一日中ほぼベッドにいるのでブラトップやスポーツブラが楽ちんでとても重宝しました。
院内用の履物
スリッパや靴紐のないシューズなど。
クロックスは滑りやすいので私の入院した病院では禁止でした。(これは病院によって違うと思います)
リハビリで歩く練習がある場合はスリッパじゃないほうがいいです。
私は病院内の売店で購入した靴を使用していました。
マジックテープが付いているシューズだったんですが、脱ぎ履きするたびに「ベリッ」と音がするので大部屋で夜中にトイレにいくときは、何気に気を使いました(^^;
コップ
食事の時に水を飲んだり歯磨きに行くときに持っていったりしたので、プラスチックなどの軽いものが便利でした。
ストロー
ストローを持ってきて下さいといわれたとき「なぜ?」と思ったんですけど、手術後の寝たきり状態のときにストローがないと水が飲みにくいです。
少しだけベットを起こして無理矢理コップから水を飲もうとしたら、こぼしてしまいましたので。
タオル
タオルは顔をふいたり、お風呂でも使うので多めにあった方が便利です。
バスタオルは邪魔になるかと思ってスポーツタオルを多めに持っていきました。スポーツタオル位の大きさだと使い勝手が良かったです。
でもシャワーが入れるようになったら体と髪の毛を拭くためバスタオルじゃないとびしょびしょになって大変でした。(私は髪が長いので)
なので2枚だけバスタオルをもっていき洗って使いまわしてましたね。
洗面用具
歯ブラシ、歯磨き粉、洗顔フォーム、クシ、シャンプー&リンス、ボディソープ、体を洗うスポンジなど。
短期入院ならお風呂道具はいらないと思いますが、長期入院だとお風呂に入る場合が出てくると思います。
ちなみに私は体を洗うスポンジは持っていかなかったので素手で洗ってました。
ドライヤーは貸出がありました。
これは病院によって違うと思うので確認してみて下さいね。
ビニール袋
濡れたタオルや下着など、汚れたものを入れるのに必要です。
小さめのバッグ
家族に着替えを渡したり、お風呂などに行くときに洗面用具を入れるために使います。
トートバッグを持っている人が多かったですね。
もし松葉杖を使う場合は両手がふさがるので、リュックやボディバッグが必須です。
私が入院したときはコロナの影響で面会の人は部屋には入れず、面会室でしか会えませんでした。
最初は個室にいて個室のときは部屋の中で家族と面会できたんですが、大部屋に移ったら家族は部屋に入れなかったです。
そのため着替えなどは部屋まで持ってきてもらえず、自分で部屋まで持っていくのでリュックが便利でした。
筆記用具
入退院のときや緊急手術などのとき同意書を書くのでボールペンが必要です。
看護師さんに借りることもできますが、長期入院の場合は念の為あった方がいいです。
私のいた病院は長期入院になるとご飯のメニューが2種類から選べるようになり、毎回紙に希望の食事を記入してました。
イヤホン
大部屋でテレビをみるときや音楽を聴くときはイヤホンが必須です。
テレビ用のイヤホンとスマホのイヤホンはプラグが違う場合があるので確認してくださいね。
お金
テレビを見るのにテレビカードが必要になります。テレビカードは大体1枚1000円~が多いです。
あとは売店で飲み物など、ちょっとしたお買い物をしたいときにも使いますので多少持っていた方が安心です。
カーディガンなどのはおり
院内は冷暖房で調整してありますが、大部屋だと全員が調度よい温度に合わせることは難しいです。
夏でも肌寒かったりするのでカーディガンなどがあれば自分で調節できます。
マスク
マスクはコロナの影響で部屋から出るときなどは着用するように言われました。
多めに持って行った方がいいです。
入院にあると便利な持ち物は?
病院で説明をうけたとき入院に必要な持ち物にはなかったけれど、これがあったら便利だったよ~というものをまとめてみました。
ウエットティッシュとティッシュ
食事のときもおしぼりが出てくるときと出てこないときがあったので、パンなどを食べるとき汚い手で食べるのに抵抗がありました。
そんなときウエットティッシュがとても役立ちました。
ウエットティッシュは個人的にはアルコールでない方が色々と使い勝手がよかったです。
動けないときは顔を洗いに行くこともできなかったので、ウエットティッシュで顔を拭いたりしていました。
ティッシュはけっこう使うのでボックスで持っていった方が便利です。
アイマスク
部屋によっては消灯後も廊下の明かりでけっこう明るくて眠れなかったです。
タオルを目の上に乗せて光を遮ってましたが、アイマスクがあれば便利だったなと思います。
耳栓
これも部屋によりますがナースステーションの近くの部屋だと話し声、ナースコール、器具の片づけてる音?などがかなり聞こえて何度も目が覚めました。
それから大部屋の場合だと夜中に物をカンカン叩いたり、叫ぶ人もいたりで寝れないことがありましたね~(^^;
手鏡
個室なら洗面所がついている場合がありますが、大部屋だと鏡はついてないことが多いです。
爪切り
長期入院になるなら爪切りがあった方がいいです。病院で貸してくれる場合もあります。
S字フック
荷物が多い場合S字フックがあればそこにバッグなどを引っ掛けておけます。
それから術後など、あまり動けない人にはS字フックはとてもありがたい道具です。
寝たきり状態でもベッドの柵など手の届く範囲にS字フックをつけ、必要なものを詰めたバッグをひっかけておけばすぐに取ることができます。
A4のクリアファイル
入院すると同意書や薬の説明書など色々な書類を受け取ります。
長期入院になるとけっこうな量の書類が溜まってくるので、あれば便利ですね。
ゲルなどのスキンケア用品
外に出ないけどスキンケアをきちんとしたいときは、1つで化粧水や乳液の役割をしてくれる「これ一つでOK」というようなものが便利です。
ニベア
入院中気づいたら手や足が乾燥して皮がむけてたりするのでニベアがとても重宝しました。短期入院ならあまり使わないと思います。
ふりかけ
食事制限がない場合、ふりかけがあるとご飯の進み具合が全然違います。
病院の食事は塩分が計算されているので、けっこう薄味のおかずが出ることが多いです。(健康的なんですけどね)
さらに長期入院になるとご飯に飽きてきたり好みじゃないおかずの日もあるので、ふりかけでなんとか乗り切っていました。
私のいた病院では途中から夕食だけふりかけがつくようになりましたが…
ウイダーインゼリー
これもすごく重宝しました。
食欲がわかないときや寝たきりの状態のときでも寝ながら飲み込めるし、のど越しもいいのでご飯はいらないけど空腹を満たしたいときによくお世話になりました。
手術の影響なのか吐き気で食べられないけどお腹は空いてるという状態が何度かあって、そんな時はひたすらウイダーインゼリーを飲んでました。
入院中にあると便利なものまとめ
入院の際に必要な物と、これがあれば便利というものを書き出しました。
病院によってはパジャマやタオルを有料で貸出してくれるところもありますので、荷物の持ち込みをなるべく減らしたい人は確認してみて下さいね。
それから手術をする際は大人用紙おむつやT字帯を用意してくださいと言われることもありますので、人によっては紙おむつの準備も必要になります。
1か月間寝たきりのときはずっと紙おむつ&ポータブル便器(ベッドの上で…)でした💦
最初はめちゃくちゃ抵抗がありますが一人ではどうにもならないので、ここは腹をくくり恥ずかしさを我慢してお任せするのが一番です(^^;
入院には不安なこともたくさんありますが、事前に準備をして少しでも快適な入院生活を送れるようにして下さいね。