11月6日に新語・流行語を選ぶ「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされたことば30語が発表されました。
その中で「おむすびころりんクレーター」ということばが入っていましたが、世間では聞いたことがないことばに「これは何?」と疑問を持った方も多かったようです。
「おむすびころりんクレーター」とは一体何のことなんでしょうか。
気になったので「おむすびころりんクレーター」の意味と、なぜそう呼ばれているのか?由来を調べてみました。
おむすびころりんクレーターとは?
「おむすびころりんクレーター」は惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星「Ryugu(リュウグウ)」の地表に作った人工クレーターの呼び方(愛称)のことです。
毎日新聞社が運営するツイッターアカウント「はやぶさ毎日(@mai_hayabusa)」でも「地名」であることを語っています。
今年の新語・流行語大賞の候補が発表されました。
盛り上がったラグビー関係(「ONE TEAM」「笑わない男」「ジャッカル」など)が目立つ中、はや2くんが探査したリュウグウの“地名”である「おむすびころりんクレーター」(人工クレーター)が選ばれました。#はやぶさ2https://t.co/GkczeZLVga — はやぶさ毎日 (@mai_hayabusa) 2019年11月6日
なぜ「おむすびころりんクレーター」と呼ばれるのか?
「おむすびころりんクレーター」の近くには、おにぎりの形に似た「おにぎり岩」と呼ばれる岩があります。
このクレーターが「おにぎり岩」が転がり落ちそうな窪地であることから、おとぎ話の「おむすびころりん」に由来して「おむすびころりんクレーター」という名前がつきました。
ちなみに命名はJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)がしています!
その他にも「ウラシマ」、「キビダンゴ」、シンデレラのフランス語読み「サンドリヨン」などおとぎ話にちなんで付けられた名前のクレーターがあります。
まとめ
「おむすびころりんクレーター」の意味と由来でした。
JAXAが命名しているというのが、凄いですよね。でも童話や昔話の名前を使う所にロマンを感じます。
世間的にはあまり知られていない「ことば」だったようですが、新語流行語大賞にノミネートされるということで、一部の人たちの間では流行っていたのかもしれませんね。