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講談と落語の違いとは?講談の階級も解説!

最近、神田伯山さんをテレビでよく見るようになりましたがこの方は講談師になります。

落語はテレビの「笑点」などが有名ですよね。

講談も落語も人前で話すのは一緒ですが、どこが違うのかがいまいちわかりませんでした。

そこで今回は「講談と落語の違いとは?講談の階級も解説!」ということでこの違いを調べてみました。

講談と落語の違いとは?

講談

講談は話を読む芸。人が興味を持つテーマを実際に合ったことのように張扇で釈台を叩き、リズムを取りながらうまく語っていきます。

講談師は高座におかれた釈台(しゃくだい)と呼ばれる小さな机の前に座り、張扇でそれを叩いて調子を取りつつ、軍記物や政談など主に歴史にちなんだ読み物を観衆に対して読み上げる日本の伝統芸能の一つになります。

講談は歴史が古くその原型が奈良時代、平安時代の頃にみられます。

食に困った浪人が老若男女を集めて「太平記」を面白おかしく読んで聞かせたというものが「講談」の始まりと言われています。

嘘の話でも本当のように聞こえてしまうしてしまうのが講談の話し方。

それを表すような有名な言葉に「講釈師見てきたような嘘をつき」というのがあります。

【落語

一方、落語は会話形式になっていて人を笑わせることを目的とした話芸になります。

落語家がその登場人物になりきって役を演じながら、会話をして物語を進めていきます。

内容は庶民の日常話しなどのネタが多く、話の最後にオチをつけます。

元々は講談の演目だった話しを落語でも取り入れていることがけっこうあるそうです。

神田伯山さんの話によると
講談師は80人
落語家は800人
という事で講談師さんの方が圧倒的に数が少ない絶滅危惧職。
 
師匠達も70代が多いのでこれからの講談界の為に、色々と頑張っているようです。
テレビのバラエティー番組に出たりするのも「講談」というものを若い世代にも知ってもらい、新しい層の講談ファンを増やすという目的もあるようです。
今現在の講談ファンは年齢層が高いので、新しい世代の講談ファンも取り込んでいかないと「講談」そのものが衰退していってしまう…ということでメディア露出も積極的にしているとお話ししていました。
 
ちなみに講談師は男女比にすると女性が多いんだとか。
私が知っている女性講談師は一龍斎貞友さん。
ちびまる子ちゃんのお母さんの声優で有名な方です。

劇場版シティーハンターを見に行った時にも、冴子さんの声優名が麻上洋子さんから一龍斎春水さんに変わっていました。

声優兼講談師がこれからも現れるかもしれないですね。

講談の階級は?

見習い、前座、二ツ目、真打。

見習いは師匠によって期間に差があるものの1ヶ月~3カ月。

3~6年ほど前座として修業して二ツ目になる(二ツ目は2番目に高座に上がるので二ツ目と言います)

真打ち昇進となるには入門から12~15年ほどかかるそうです。

真打ちになれば弟子もとれるようになり一人前となります。

講談と落語の違いまとめ

講談と落語の違いまとめると「講談は話を読む芸」、落語は「会話形式で人を笑わせることを目的とした話芸」ということになります。

私は講談を聞きに行ったことがあるんですが落語は会話が多く、講談も会話があるんですがストーリーを解説している部分の方が多かったです。

講談と落語の違いを知ったうえで2つを聞き比べると「なるほど…」と思う所が増えてさらに面白いですし、新たな発見ができると思います。

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